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BSデジタル放送及びBS拡張チャンネル
Q1. BSデジタル放送とは何ですか?
A1. 放送衛星(BS)を使って、2000年12月から放送が開始された、新しいデジタル放送です。BSデジタル放送ではデジタルハイビジョン放送を始め、データ放送など多さまなサービスが行われています。地上デジタル兼用110度CS/BSデジタル放送対応チューナ等で受信ができます。また、地上デジタル放送対応テレビの多くが110度CS/BSデジタルチューナを内蔵しているため、BSデジタル対応のアンテナがあれば見ることができます。
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Q2. BSのアナログ放送はいつ終了したのですか?
A2. 2011年7月24日に放送終了しました。
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Q3. BSデジタル放送を受信するにはどのようにすればよいのですか?
A3. 個別受信の場合には、BSデジタル対応アンテナとBSデジタルチューナまたはBSデジタルチューナ内蔵TVで見ることができます。現在BSデジタルチューナのほとんどは地上デジタル放送兼用110度CS/BSデジタルチューナとして、発売されています。当社ではDTC110が地上デジタル兼用110度CS/BSデジタルチューナ(110度CS対応)です。
現行品のBSアンテナはBSデジタル対応です(CBSD45R等)
BSデジタル放送及びBS拡張チャンネル
Q4. 現在使用中のアナログ用BSアンテナはBSデジタルに使えますか?
A4. 古いタイプのBSアナログ用パラボラアンテナでは使用できない場合があります(2000年以前に発売の製品)。確認の方法としては、現在お使いのアナログ用BSアンテナで、BSデジタル放送を受信して、ときどき画面にブロックノイズ(モザイク状)が現れるようであれば、BSデジタル用アンテナと交換下さい。
BSデジタルチューナー内蔵TVと接続して、画面にモザイク状のノイズがまったく現れなければ、そのまま使用できます。しかし、モザイク状のノイズが出るようであれば、交換をお勧めします。
当社では、BSデジタル用アンテナ(110度CS度兼用)としてはCBSD45Rがあります。
※アナログ用BSアンテナもデジタル用BSアンテナもパラボラアンテナの部分の差はあまりありませんが、コンバータ部分の特性が大きく異なります。
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Q5. マンション(集合住宅)でBSを共同受信しています。BSデジタル放送は見ることはできますか?
A5. お住まいのマンション(集合住宅)に設置している共同のBSアンテナがBSデジタル対応になっていれば、受信可能です。
時々ブロックノイズが出る場合、BSの共同アンテナがアナログタイプであったり、部屋の壁のテレビ端子のBSの信号レベルが低くなっていることがあります。点検ください。
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Q6. BSアンテナはどの方向に向けて設置すればいいのですか?
A6. 個別でBSアンテナを設置する場合、およその方向の目安ですが、春分秋分の午後2時ごろの太陽の望める場所を探して設置して下さい。衛星はおよそ南西方向にあります。各地域により仰角(アンテナの傾き)と方位角度(方向)は異なります。
例えば仰角(アンテナの傾き) 札幌市で31.2度、那覇市56.3度
この方向(衛星方向の延長線上)に建物や樹木の障害物があると衛星からの電波が遮断されます。必ずこの方向に障害物が無い場所に設置下さい。
※FMやUHFアンテナのように必ずしもアンテナ設置の高さを高くする必要はありません。取り付けが容易で安全な場所を選択して下さい。設置後安全のため、金具などのネジに緩みがないかどうか、定期的に点検を行ってください。
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Q7. BSアンテナの方向調整は難しいのですか?
A7. 方向調整は、地上デジタル用のUHFアンテナよりは、相当正確に方向を合わせる必要があります。下記の点に注意すれば調整が出来ます。
準備としてはBSアンテナとBS対応テレビを直接同軸ケーブル(衛星放送対応用)で接続します。混合器や分配器等もBSアンテナ調整の段階では使用しないようにします。BS受信ができてから他の機器と接続します。
BS対応テレビのBS用電源(DC15V)を供給の設定にしておいてください。(各テレビの取扱説明書で方法を確認ください)
  1. BSパラボラアンテナは電波の受信できる範囲がわずか数度以内で、電波をキャッチする範囲が非常に狭くなっています。テレビの画面を見ながら、アンテナの向きをゆっくりと回転させて方向調整を行ってください。
  2. .映像は徐々には出ず、突然現れたように映ります。 ゆっくりと方向調整をして、BSの映像を見逃さないように注意下さい。
  3. BSデジタル放送では衛星からの電波を受信してから、映像が出るまで少し時間差があります(数秒)。
  4. テレビのレベル表示は、徐々に数値が上がらず、突然数値が変化します。テレビやチューナーの受信レベル表示は映像が出てからの最終的な微調整に使用下さい。
  5. 受信レベルの数値だけで方向調整を行うと、BS(日本の放送衛星)ではない衛星を捉えても、レベル表示が出てしまう場合もあります。必ず映像で確認下さい。
※良くある失敗例(間違いではありませんが、方向調整に手間取るケースです)
  1. 隣の家のBSアンテナと同じような方向に合わせた。
  2. 以前取り付いていたBSアンテナと同じように取り付けた。
  3. 2FのベランダにBSアンテナを取り付けて、1FのBSテレビを使い別の場所でそれぞれ違い人2名で調整している。
  4. 方位磁石でBSアンテナの方向をあわせた。(方位磁石では相当な誤差があります。最終調整には向きません)
  5. 春分・秋分の午後2時ごろの太陽の方向にBSアンテナの方向をあわせた。
  6. BSアンテナへのケーブルをショートさせて、テレビのBS電源保護回路が働いている場合。
  7. 受信レベルの表示は出るが映像が出ない。(簡易メーターだけで調整している)
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Q8. BSデジタル放送の受信にはスカイパーフェクTV用のCSアンテナは使えますか?
A8. 使えません。アンテナの種類、方式が異なりますので、必ずBSデジタルアンテナを使用してください。
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Q9. BS放送は雨が降ると映らなくなるのですか?
A9. 雷雨のような集中豪雨が降ると一時的に受信が出来なくなります。通常一般的な雨では受信が可能です。
豪雨のときは、モザイク状(ブロックノイズ)が画面に頻繁に現れるようになります。一時的な症状ですので天候の回復を待ってください。
BSデジタル放送では、放送事業者により降雨対応の番組が放送されているときがあります。かなりの雨でも画面がある程度見えているようになります。お手持ちのチューナの操作で切り替えます。詳しくはお手持ちのチューナの取扱説明書をご覧下さい。
※BSデジタルチューナの機種によっては降雨対応の機能が無いものがあります。
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Q10. BSデジタルの信号を増幅する為にブースタを付けましたが、BSデジタルチューナのレベル表示(テレビの画面表示のレベル)が高くなりません。ブースタの故障ですか?
画面がモザイク状になっています。そこにブースタを取り付けてみましたがモザイクが減りません。
A10. BSチューナ等のレベル表示は絶対表示(単位のある表示)ではない為、ブースタを使用してもチューナ本体の表示が変わらないだけでなく、低く表示される事があります。必ずしも、ブースタの故障とは限りません。尚、専用の測定器であれば確認が可能です。
ブースターは同軸ケーブルを長くした場合や分配して信号が弱くなるのを補償します。信号が弱くなる前に使用します。 BSのレベル表示はBSアンテナの受信調整時のピーク(最大値)を探すためのものです。
画面がモザイク状になっている場合にその位置に、ブースタを取り付けても効果がありません。モザイク状になっている画面を解消できません。ブースタの取付位置を変えて、モザイク状になっていない位置にて、ブースタを取り付けてください。一般的にできるだけアンテナに近い位置に取りつけます。
その他、マンションなどの集合住宅で、壁の端子で、画面がモザイク状となる場合、その場所にブースタを追加しても、効果が出ません。
BSデジタル放送及びBS拡張チャンネル
Q11. 分配器やテレビの壁の端子はBSデジタルでも使えますか?
A11. 現在BSアナログ放送がご覧になれているようであれば、基本的に周波数が同じのため、分配器、分岐器、壁の端子(テレビコンセント)、同軸ケーブル(S-5C-FB)はそのままご利用になれます。新たな交換は不要です。
新規にBSデジタルアンテナを設置する場合、各機器がBS対応になっているか確認下さい。
※例として BS対応、周波数が〜1335MHzなどの記載があれば使用できます。新規でBSデジタルの信号を流す場合で、VHF/UHF対応の分配器や分岐器や壁の端子(テレビコンセント)、同軸ケーブル(5C-2V)を使用の場合には、BS対応機器への交換が必要です。
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Q12. BSには衛星放送対応用のケーブルを使わなくてはならないのですか?
A12. UV用の同軸ケーブル(5C-2V、3C-2V等)は、BSの信号の減衰が大きいので、BS対応のケーブルのご使用をお勧めします。 S-5C-FB,S-4C-FBと記載があるケーブルをお選び下さい。
アンテナからテレビまでの距離が長くなるほど、BSの信号の減衰が多くなり、映るチャンネルと映らないチャンネルが混在するようになります。
BSデジタル放送及びBS拡張チャンネル
Q13. BSの拡張チャンネルについて教えてください。
A13. 2011年10月頃よりBSのチャンネルが増えています。
従来のBSデジタル放送のBS1からBS15チャンネルに17から23までの4チャンネルが追加されています。一部のチャンネルは有料チャンネルになっています。放送衛星の方向は同じです。
※奇数のチャンネルが日本で放送される物理チャンネルと呼ばれているものです。放送局で使用している3桁のチャンネル番号とは表示上異なります。
※IF周波数はBS1から15は1032MHz〜1335MHzでしたが、BS23は1488MHzです。
当面の間、BS17チャンネルは地デジ難視聴地域向け専用チャンネルに使用されます。地デジ難視聴地域向け放送は、国の政策で放送されており、一般の方は(受信契約)視聴できません。
BSデジタル放送及びBS拡張チャンネル
Q14. 現在使用している機器はBSの拡張チャンネルに使用できるのでしょうか。
A14. 現在使用している機器(分配器、分岐器、直列ユニット(テレビコンセント)、ブースター、BSチューナなど)の周波数の上限が1335MHzと記載のあるBS関連機器は使用に適していません。拡張チャンネルを伝送すると信号が減衰します。
110度CS対応機器、2150MHz等の表示の機器はそのままご利用になれます。
BS対応の同軸ケーブル、S-5C-FB、4C-FB等はそのまま使用できます。
当社交換例
BS-70(テレビ端子) → 現行品 CS-70A に交換
BS-772(2分配器) → 現行品 CS-772B に交換
BS-B40(共同受信ブースタ) → BCP40C に交換
BTD10(BSチューナー) → 交換品はありません。BS・110CS対応のテレビをご使用ください。
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Q15. 現在使用しているBSアンテナは拡張チャンネルに使用可能ですか?
A15. BS/110度CS対応のBSアンテナはそのままBSの拡張チャンネルに使用できます。
当社例
家庭用 CBSD45,CBSD45R
共同受信用 CBSD60R,CBSD75R,CBSD90R,CBS75,CBS90
上記の機種はBSデジタル、BS拡張チャンネル、110度CSが受信できます。
以下の型名の製品はアンテナ全体の交換が必要です。
家庭用機器 BS45,BS35シリーズ,BS-A38シリーズ、BS-A45シリーズ、BS-FA26、BS-A450、BS-PA50、BS-PA40、BS-PA30 共同受信用 BS-A60,BS-A75,BS-A90,BS-A120の各シリーズ、BS-A1200VRシリーズ
BSデジタル放送及びBS拡張チャンネル
Q16. マンションに住んでいます。BSは共同受信になっています。BSの拡張チャンネルは映りますか。
A16. マンションの共同受信システムの方法により対処が異なります。
  • マンションの屋上にBSアンテナが設置されている場合

    屋上のBSアンテナ及び共同受信機器の仕さまがBS拡張チャンネル対応かどうか確認してください。対応していない場合、機器の交換が必要です。個別の施設に使用している機器や設備に関しては管理事業者や管理組合等にお尋ねください。110度CS放送が受信できている場合には基本的にBSの拡張チャンネルも映ります。

  • マンションの共同受信にケーブルテレビが利用されている場合

    BSをSTB(セットトップボックス)経由でご覧の場合は、ケーブルテレビ会社等に受信できるチャンネルをお問合せください。