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株式会社 日立国際電気

ローカル5G製品のラインアップ拡充
<扱いやすく、高信頼のネットワークをワンストップで提供>

 当社は、これまでネットワークソリューションWireless Area Connect®※1のローカル5G製品として、クラウド管理型ローカル5Gである「NDACシステム」※2を提供してきました。この度、お客様の多様なニーズに対応するためにハイエンド仕様のオンプレミス型ローカル5Gである「CMUシステム」※3と、NDACシステム及びCMUシステムをより扱いやすくする「5G対応通信プラットフォーム」(5GPF※4)の販売を開始します。

 CMUシステムにより、情報セキュリティ上の観点でインターネット接続ができない環境や大規模な5Gシステムを必要とする用途においても、ローカル5Gによるネットワークシステムを実現します。当社では、2020年より5G協創ラボ※5にローカル5Gシステムを導入し実運用を通じてローカル5Gのノウハウを蓄積してきました。その中で、CMUシステムの保守に加えて、当社による導入・構築を含むワンストップソリューションを実現しています。これによりお客様のニーズに合ったオンプレミス型ローカル5Gを低コストでご利用いただくことができます。

 5GPFにより、ネットワーク全体の統合管理が可能になるなど、従来であれば非常に高度な知識を必要としたCMUシステムの運用が容易になります。5GPFの「設備監視機能」により稼働状況をリアルタイムに確認できるなど、お客様が扱いやすく高信頼なネットワークを実現します。

※1 Wireless Area Connect® : 当社の通信課題解決ソリューション製品シリーズ名称。
  Wireless Area Connect®は、株式会社 日立国際電気の登録商標です。
※2 NDAC : Nokia Digital Automation Cloud = クラウド接続で運用管理を行うローカル5Gシステム。
※3 CMU : Compact Mobility Unit = オンプレミス仕様のローカル5Gシステム。
※4 5GPF : 5G対応通信プラットフォームの略称。
※5 5G協創ラボ: 当社東京事業所ショールーム内の、5G実証実験・デモンストレーシ ョンが可能な環境。

表1.ネットワークソリューションWireless Area Connect® 製品ラインアップ
ネットワークソリューションWireless Area Connect 製品とサービス

 また、当社はWireless Area Connect®のサービスとして、構築から運用・保守までを当社が独自に行うことで、より一層お客様のニーズに沿った総合的なワンストップソリューションをご提供します。
 さらに、5G協創ラボのローカル5Gシステムは、導入のご検討にあたって、お客様にもご利用いただくことができます。お客様がご利用するアプリケーションの事前検証もでき、お客様のシステム導入価値を最大化します。

Wireless Area ConnectRサービス概要
図1.Wireless Area Connect®サービス概要

■CMUの特長
 CMUシステムは、オンプレミスで構築が可能なローカル5Gシステムで、インターネット接続を必須としないため、より一層セキュリティ性が高いネットワークを実現します。
 また、遠隔装置を設置することで、複数拠点のローカル5Gネットワークを統合管理することが可能になるとともに、ユーザーデータ通信を基幹装置(主拠点)を経由することなく各遠隔装置(遠隔拠点)内に留められるため、大容量・低遅延の通信が可能となります。

CMUの特長
図2.CMUの特長

CMUの特長
図3.CMUシステム 概略図

■5GPFの特長
 ローカル5Gシステムの運用には、高度な知識が必要となります。特にCMUシステムにおいては、運用や保守がより難しくなる課題がありました。この課題に対して、携帯電話・無線システムに関するノウハウを活かして独自開発した、5GPFをご提供します。
 5GPFを導入することにより、5Gシステムの運用をサポートする「設備監視機能」、お客様のアプリケーションと連携する「API連携機能」、当社が提供する「遠隔監視サービス」や「稼働レポートサービス」により、お客様の運用負荷を軽減することが可能です。

5GPF設備監視・API連携の特長
図4.5GPF設備監視・API連携の特長

 また、無線特有のパケットエラーや瞬断といった不意の通信品質低下の問題を、「通信高信頼化機能」によって改善することができます。通信高信頼化機能では、複数の無線システムを利用し、通信の冗長性を高めることでパケットエラーを低減し高信頼通信を実現します。また、ローカル5Gが圏外になりやすい室内では既設のWi-Fiを利用するといったように、複数の無線を用いたエリアを構築することで、経済的に通信の信頼性・コネクティビティを向上することができます。

5GPF通信高信頼化機能の特長
図5.5GPF通信高信頼化機能の特長

■適用分野
 当社ではローカル5Gシステムで実現できる大容量、低遅延、多接続のネットワークをあらゆる分野に向けて展開し、社会へ貢献します。

ローカル5Gネットワーク 適用イメージ
図6.ローカル5Gネットワーク 適用イメージ

■販売開始日
 2023年12月1日

■今後について
 ローカル5Gシステムに5GPF通信高信頼化機能や、今後リリース予定の分散型アンテナシステムを組み合わせることで、効率的なエリア設計による高信頼通信も可能となります。このように、CMUシステム、NDACシステム、5GPFなどを含む、豊富な製品ラインアップでお客様に適した総合的なワンストップソリューションを提供します。

お問い合わせ先

株式会社 日立国際電気
東京都港区西新橋2丁目15番12号(日立愛宕別館6階)
DX本部 ローカル5G担当(TEL:050-3383-3545)
お問い合わせフォーム:https://www.hitachi-kokusai.co.jp/contact/

以上

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