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Hitachi

株式会社 日立国際電気

安心・安全

安心・安全の社会づくりに向けた、お客様の思いを共有し、ご要望に応えます。

映像と通信の画像

映像と通信を融合し、駅のホームの安心・安全を実現

鉄道サービスに携わるお客様の願いは、高い安全性と効率的な運行です。
当社は、監視カメラと60GHz無線伝送装置の融合によるホーム監視映像伝送システムで、お客様の安心・安全を支えます。
このシステムは、60GHz帯の大容量無線伝送装置により、ホーム上に設置された監視カメラの映像を列車の運転席に伝送することで、

  1. 車両扉の開閉確認
  2. 出発時の乗客の安全確認
  3. ホームの混雑状況の確認

を可能にし、電車の安全運行をサポートします。

監視カメラシステムによる鉄道業務でのお手伝い

 鉄道の分野での監視カメラシステムのニーズは、最近話題の痴漢対策などにより、ますます高まっています。 鉄道事業者のお客様からの信頼に応え、さまざまなシーンを想定した提案活動を展開、安心・安全、業務の省力化、乗客へのサービス向上に貢献しています。
監視カメラシステムは、

  1. 駅設備…トイレ、ショップ、券売機、コンコース
  2. プラットホーム…乗降客、転落、列車侵入、エスカレーター
  3. ワンマン運行…車内状況・運行状況把握、無人駅
  4. 変電所・車両基地…侵入者監視、事故・災害状況
  5. 車両・走行試験等…さまざまな試験・検査での映像情報

など、数限りないシーンでフレキシブルにお手伝いが可能です。

Voice

通信事業部 交通システム設計部
山本 陽平

山本 陽平の画像

本製品は、「人の安全」と「安全な運行」をキーワードに開発を進めました。
身近な交通機関である鉄道というインフラ網の安全性と利便性を飛躍的に向上させる信頼性の高い製品を実現できたことを嬉しく思います。 今後もお客様の要望を取り入れ、安心・安全で豊かな社会づくりに貢献していきたいと思います。

消防・救急無線のデジタル化

消防・救急無線は24時間、365日使用され、また直接人命に関わるため、非常に高い信頼性が求められます。
全国に先立ち東京消防庁様は、2006〜09年度に消防・救急無線のデジタル化を行い、東京都全域(稲城市、離島除く)に基地局88局、消防車および救急車に搭載する移動局1700台を導入し、現場への移動中、到着後の消火・救命業務で利用いただいています。
また、移動局は車内ならびに車外に持ち出して使えるよう携帯部を備えるなど運用面を考えた構成にしています。

Voice

通信事業部 業務通信営業部
篠原 徹明

篠原 徹明の画像

都内でサイレンを鳴らして走行する消防車・救急車。こうした車両が、火災現場・救急現場へ出動した際に使用されるのが当社のデジタル無線です。
「消防・救急無線」は、人命に関わる重要機器であり、製品の信頼性なくしては、成立し得ません。今後もお客様に満足して頂けるよう努めていきます。

−先端ニーズを追って−

社会の動き・技術の歩みから生まれる新しいお客様要望に、いち早く取り組みます。

ギャップフィラーシステムで難視解消、ワンセグサービスで防災情報提供も

ギャップフィラーシステムは、地上デジタルテレビ放送の電波が直接受信できない難視聴地域に無線を使用して解消するシステムです。
また簡単な設備で設置も簡便な上、通常の地デジ放送に加え、ワンセグ放送といわれる映像・データ放送や狭いエリアを放送区域とした、エリア限定のワンセグ放送サービスへの応用が可能なシステムです。
ワンセグ放送は携帯電話などの一般に広く普及している携帯端末での受信が可能なことから、非常災害時には屋外で移動しながら的確な情報が簡単に入手できるメリットがあります。
既に納入されたお客様からも、ラジオ、防災無線に続く第三の防災情報伝達システムとしても役立つと期待されています。

ギャップフィラーシステムの画像

UwPA®は八木アンテナ(株)の登録商標です。

お客様のさまざまな用途に応える「高周波電源」

〜無線機技術を応用した高性能プラズマ発生用電源装置〜

世の中にはプラズマ(*1)を用いた工業製品が数多くありますが、プラズマを生成するのに必要不可欠なのが、高周波電源です。
当社は無線通信システム開発で長年培った高周波技術を活かし、半導体製造装置用プラズマ発生源としてこの装置を新規に開発しました。
お客様ご要望の高効率なプラズマ生成にお応えすべく、当社独自の高周波電源と整合器の連動制御により、適合条件範囲を大幅に拡大することに成功し、ご採用いただきました。
この技術により、複数のパラメーター、ガス種等を用いることが可能となり、お客様およびエンドユーザー様における用途の可能性が、大幅に拡大されました。
今後も当社事業部門が持つ技術と経験を生かし、半導体製造装置向けのみならず、高リニアリティ(*2)、低ノイズの高性能パルス電源など、多方面のお客様のご要望に合う高周波電源をてがけていきます。

高周波電源(RF Generator)の画像
高周波電源(RF Generator)
整合器(Matching Box)の画像
整合器(Matching Box)

Voice

特機事業部 第一設計部
藤本 直也

藤本 直也の画像

この装置は、当社特機事業部のコア技術を用いた新規事業の一環であり、新規市場への参入でもあったため、技術的にも、営業的にもハードルが多々ありましたが、お客様からの全面的な協力もあり、製品化することができました。お客様に感謝するとともに、今後さらに高いご要望を満足できるように尽力します。

お客様の環境性能をアシストする プラズマ窒化・酸化装置「MARORA」

〜装置性能および資源効率 / 温暖化防止効率の向上した環境適合製品〜

メモリーなどの半導体デバイス製作につながる半導体製造装置は、デバイスの微細化および高集積化への対応とともに、装置性能・環境性能の改善向上が求められています。
新型プラズマ装置MARORA®は、環境適合製品認定装置として登録されており、当社従来装置(2005年5月販売機種)と比較して、生産性を6%向上、装置設置面積を23%低減、CO2排出量を30%低減しました。さらにデバイス製作時の異物数低減、汚染レベル低減等のプロセス性能の向上により、歩留まり向上においてもお客様を通じた環境負荷低減に貢献しています。
また、規制化学物質対応の面では、装置を構成する部品の99%以上が欧州RoHS指令(*3)を満たしています。

MARORA®の画像
MARORA外観

MARORA®は(株)日立国際電気の登録商標です。

高効率無線基地局用送信増幅器

〜世界最高レベルの技術にチャレンジ〜

無線基地局用送信増幅器(以下、増幅器)は、基地局から携帯電話等の無線端末に向けて送信される信号の増幅を行う装置です。
今回の増幅器の開発に当たり、窒化ガリウムの素子を採用し、ドハティ方式と呼ばれる手法を独自に最適化することにより高効率化を実現しました。これにより、当社従来機種(2008年3月までの開発機種)と比べ消費電力を約40%削減しました。
すなわち、増幅器の稼動時、従来83Wを消費していたものがこれにより50Wと、33Wの節減とし、1日の平均稼動時間を6時間と仮定すると、1台当たりの年間消費電力を約72kWh削減することなり、CO2排出量に換算すると年間約40kgの削減となります(561gCO2/kWh)。
日本の無線基地局は、出力電力の大小や構成の違いはありますが、総数にして20万台以上あります。その1%、2,000台の増幅器採用で同様の省エネを実現すれば、年間80tのCO2排出削減に貢献することになります。

無線基地局ユニットの画像
無線基地局ユニット

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電子機械事業部 第二成膜装置設計部
寺崎 正

寺崎 正の画像

本装置は高性能・高生産性・低消費電力をコンセプトとして開発し、先端の半導体デバイスの生産に寄与しています。お客様との共同開発期間中には困難な課題も多く苦労しましたが、お客様に認められる製品に完成したときの達成感はひとしおであり、エンジニアであることの喜びを実感しました。最近は一段と環境に配慮した製品仕様の要求が高まっていますが、今後もお客様の声を直接聞きながら改善を進め、お客様に認められるものづくりに努めます。

高速無線伝送で、MRIの遠隔読影・診断を実現

岩手県一関市のA病院と約10km離れたB診療所間を SINELINK®25Gにて高速データ伝送接続、遠隔医療中継回線を実現しました。(無線区間約8.5km)
MRI(*4)の装置はあるが、読影する医師のいないB診療所から画像データをA病院に送り、 そこの専門医師が読影・診断を実施し診断結果を伝える仕組みです。 大量な画像データを短時間で送信することが実現し、地域医療の一端を支えています。

高速無線伝送の画像

SINELINK®は当社の登録商標です。

地デジ受信時のブロックノイズを解消 パワーアップブースタ(*5)で鮮明画像

地デジ受信では送信所から離れていたり、周囲の建物で電波が遮られたりすると、 テレビ画面にモザイク状の四角い画像ゆがみ(ブロックノイズ)が発生する場合があります。 これに対し、地デジアンテナに組み合わせて使用することで地デジ信号の受信品質を大きく向上させ、 ブロックノイズの解消に効果を発揮するパワーアップブースタを開発しました。

パワーアップブースタの画像

映像技術を応用した高さ測定機能への期待

「高さ測定装置」は、半導体後工程における半導体検査装置で、従来の「微小線幅測定装置」に、微小段差を測定する機能を追加した装置です。
従来の半導体検査工程では、「微小線幅測定装置」によるウェハ上の微小なパターン幅の測定のみで十分でしたが、 昨今は、微小段差を同時に測定する機能(高さ測定機能)が要求されるようなりました。
お客様並びに協力会社を含めた多くの有識者のご協力により、他社にない高速処理でタクトタイム(*6)の短縮が実現しました。 また明るい共焦点(*7)画像を得ることができ、お客様の半導体製造工程における製品の歩留り向上と品質保証に大きく貢献しています。

高さ測定装置の画像

Voice

(株)日立国際八木ソリューションズ ソリューション設計部
清水 高博

清水 高博の画像

「高さ測定装置」納入後のお客様からは、高速測定と検査工程の省力化で好評を得ています。この装置は、ウェハの自動搬送可能なロボット搬送機でシステムアップを図っており、レシピと呼ばれる測定条件をまとめた電子ファイルを作成する事で、無人でウェハの搬送から検査結果の出力までを行うことができます。これにより、検査工程の省力化が可能になったことでお客様にご満足いただいています。今後は、部品を含め工夫を重ね、価格面でもより一層お客様にご満足いただけるよう、努力していきます。

【用語解説】

*1
プラズマ
…分子が電離し、陽子と電子が自由に運動する、電気的に中性を保った状態
*2
高リニアリティ
…入力信号を増幅する際の忠実度が高く、歪なく出力できること
*3
RoHS指令
…Restriction of the use of certain Hazardous Substances; EU市場で販売する電気電子製品に一定の有害な化学物質の含有を禁止する指令
*4
MRI
…Magnetic Resonance Imagingの略。核磁気共鳴画像診断法、磁気共鳴映像法ともいう。 心臓、動脈、静脈など体のあらゆる部分の断面画像を映し出す。
*5
ブースタ
…テレビの電波を増幅する機械。テレビの電波は分配したり、テレビ線を通っていく途中で減衰し、弱くなる。 これをブースタで増幅、補償する。
*6
タクトタイム…tact time 装置の1回の処理時間
*7
共焦点…焦点がバラバラな厚いものでもボケない画像を得られる事